映画「反ユダヤ主義の現状とは(DEFAMATION)」 | akazukinのブログ

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「日本史のいわゆる「非常時」における「抵抗の精神」とは真理追求の精神、科学的精神に他ならない」野々村一雄(満鉄調査部員)

東京都でやっているテレビ番組に「TOKYO MX」というがある。


毎週金曜日の夜は「松嶋×町山未公開映画を観るtv」をやっている。
http://www.matsumachi.com/backnumber/index.html


たいてい、前編、後編と二回に分けている。


2010年11月12日と11月19日の両日は、「DEFAMATION(名誉毀損)」というドキュメンタリー映画だった。


「反ユダヤ主義の現状とは」という邦訳タイトルがつけられ日本語字幕付きで放映された。


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上記番組のウェブサイトの説明には、

「自らもユダヤ人である監督自身が、世界中で旅をする。反ユダヤ主義の現状を自らの手で探り、イスラエル政府のパレスチナに対する弾圧を告発する、ドキュメンタリー作品。」(引用)

とだけ書いてある。


監督は、ヨアヴ・シャミール(Yoav Shamir)
まだ若そうなイスラエル人である。


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シャミールは反ユダヤ主義を知らずにイスラエルで育った。


イスラエル国内ではそんなものはないからだ。


反ユダヤ主義を耳にするとしたら、唯一、新聞のみでしかも米国に本部があるADLからの情報だけだった。


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そこで、シャミール監督は、反ユダヤ主義の現状を教えてもらうべく、ADL(名誉毀損防止同盟)の最高責任者、エイブラハム・フォックスマン氏に直接インタビューをする。


フォックスマン氏はホロコーストを経験したユダヤ人という。


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すかさず米国のユダヤ人でない町の人にもインタビューする。

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正統派ユダヤ教のラビにもインタビューする。


みんな「反ユダヤ主義」は、ないという。


あるとすれば、ADLの中で作り出しているという。


イスラエルを危険にさらしているとしたら、それはADLだという。


「ホロコースト産業―同胞の苦しみを『売り物』にするユダヤ人エリートたち」の著者、ノーマン・フィンケルシュタインにインタビューする。


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反シオニズムのジョン・J・ミアシャイマー、スティーヴン・M・ウォルト両教授にもインタビューを敢行する。


彼らは、ユダヤとシオニズムは別物だと主張する。


ADLのようなイスラエルロビーたちは、同じだと主張する。


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フォックスマンはホロコーストは一つ(ユダヤ人のみ)でなければいけないと主張する。


イスラエルの高校生がポーランドのアウシュビッツ収容所博物館見学を兼ね反ユダヤ主義体験旅行に行った様子を取材する。


何も知らない子供たちは、最初、無邪気に接していたが、添乗員の説明が繰り返されるたびに、反ユダヤ主義が教え込まれ反ナチスが刷り込まれていく様子が映し出されている。


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映画を見ていた松嶋さんが「マインドコントロールや!」とすぐさま感じて、ことばに出て来るように、あからさまである。


参考;
イスラエルに問題提起するユダヤ人監督たち(2009/11/05)
http://ppknet.net/blogs/ppk.php?p=300&more=1&c=1&tb=1&pb=1


「DEFAMATION」[2009]
http://www.imdb.com/title/tt1377278/


以上あらすじである。


いままでささやかれてきたことが、おおっぴらに映画になってしまった。
…が、素直に喜んでもいられない。


なぜこのような映画が撮影できたのかということで、「イスラエル人が監督だから」、という町山さんの理由も成り立つまい。


イスラエル人のフィンケルシュタインは、イスラエルから国外退去を命じられている。


いいかげん、一般人間が気付かないから、連中は自分たちで暴露しはじめている。


シャミール監督は、彼らの仲間とは違うだろうが、撮影の許可は出された。


連中は次のアジェンダに移行するために我々を教育するのに情報を公開している。


計画を執行するための前提条件、事前学習が必要になる。


何も知らなかったら、洗脳もできない。


だから、連中の次の目標を考えるとよい。


対立の火種をたやさない…。

既成の宗教を破壊する…。


その後に来るものは、いつも同じものの焼き直しである。


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ラエリアンムーブメントという怪しいニューエイジグループがすかさず称賛している。
リンクは貼らないから自分で探してね。


(以下引用)

2010年10月15日

ヨアブ・シャミールがラエリアン・ムーブメントの名誉ガイドに
国際ラエリアン・ムーブメントからのプレスリリース  


10月10日ラスベガス 

国際ラエリアン・ムーブメント (IRM)の指導者ラエルは、イスラエルのドキュメンタリー映画の監督ヨアブ・シャミールに名誉ガイドの称号を授与しました。 

シャミールの最新の映画 “Defamation” は、現代の反ユダヤ主義と、ユダヤ主義がホロコーストを政治的目的のために利用している様を描いています。 

弥勒菩薩ラエルは、イスラエルがパレスチナの領土に対して行っていること、ナチスがユダヤ人に行ったのと同じ事を1世紀も経たないうちに同胞のパレスチナ人に行っていることについて、繰り返し非難してきました。 

(引用ここまで)


次世代の救世主は弥勒[マイトレーヤ]だという。


いうなればミトラ教。


宇宙人かもしれないよ。◆



「DEFAMATION」[2009]
http://www.imdb.com/title/tt1377278/

内の解説。


ユダヤ人のため究極の「聖牛」の目を覚ますことに余念がない、イスラエルのヨアヴ・シャミール監督は、挑発的で、ときには不敬な質問に答えさせ追求する。
「いま言う、反ユダヤ主義(anti-Semitism)ってなんですか?」


「それは差し迫った驚異のままですか?」


「あるいは、批判者の評判を落すため、右翼のシオニストによって利用された恐怖戦術ですか?」


政治的範囲(名誉毀損防止同盟とその最も激しい批判者ノーマン・フィンケルシュタインを含む)に対し多数の人々と話して、アウシュヴィッツ(イスラエルの生徒と一緒)とブルックリン(ユダヤ人に対する暴力行為の報告を調査する)のような場所を旅行したシャミルは、今日、反ユダヤ主義の現実を発見した。彼の調査結果は衝撃的で、啓発される、さらに、 驚いたことに、 しばしば皮肉っぽくておかしい。


[訳;タドン]

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